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ハレノヒ便り halenohi letters
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バスケットと旅 千葉県鴨川市細野
里山の恵みを、ゆっくりといただく時間 都心から東京湾アクアラインを渡り、約1時間半。木更津から田んぼに囲まれた道を進んでいき鴨川市に入ると、清らかな空気に包まれた、どこか懐かしい里山の風景が広がります。 海の鴨川は、「鴨川シーワールド」などがあり広く知られていますが、近年は山側の鴨川も、移住先や週末の滞在先として少しずつ注目を集めています。 今回訪れたのは、鴨川市で農地運営を行う株式会社苗目(なえめ)さんが手がける、カフェとショップが一体となった「naeme farmers stand」です。苗目さんは、放棄畑を開墾し、ハーブやエディブルフラワー、野菜を育てる農園であるとともに、シェアファームやオーガニック直売所、カフェなど、土地の可能性を広げる多様な取り組みを展開されています。 ご縁があり、現在ハレノヒバスケットの商品を一部、naeme farmers standさんにて展示販売させていただいています。苗目の農場で育ったハーブは、都内の上質なレストランなどにも届けられ、美しいひと皿に香りや彩りを添えています。 また、放棄された農地を再生し、里山

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4月29日


バスケットと旅 バスケットグレートジャーニー
5インチマーサローレンス 人類が最初に出会った「バスケット」は、自ら編んだものではなかったのかもしれません。 R. J. Forbes著『技術の歴史』によれば、鳥の巣が原型だったのではないかといわれています。鳥が子育てのために編み上げる「巣」を手に取って、その構造を真似ることで、人類はバスケットを作り始めたのではないか考えられています。 人類は約20万年前にアフリカで誕生し、約7万年前ごろから世界へと広がる移動を本格化させました。この壮大な移動は、「グレートジャーニー」と呼ばれています。アフリカのサバンナから乾いた大地、森、川、そして海へ。人々の移動において、バスケットは欠かせない存在になっていたのでしょう。その土地に応じて草、蔓、木の皮といった素材を手に取り、用途に応じて編み方を工夫しながら移動していく。さらに旅の中で出会う人々との交流や交易を通じて、新たな技術や形が生まれていった。バスケットは、人類の移動とともに世界を旅しながら、編み継がれてきたのではないでしょうか。 人類はやがて日本にも達します。日本には約5900年前から4200年

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4月5日


モールドという世界 ~ナンタケットバスケットの木型について ~
モールドたち オーダーをお受けする際に、「どんな形があるのですか?」と聞かれることがよくあります。ナンタケットバスケットには多くの形や大きさがあるため、イメージしやすいように、インスタグラムでは実際に使用している雰囲気が伝わる写真をできるだけ多く掲載するよう心がけています。 ナンタケットバスケットには「モールド」と呼ばれる木型があり、その種類は実に豊富です。 例えば、そのまま形を表すものとしてラウンドやオーバル。ほかにも、ウォーウィネット、ビスコッティ、ドッグマギー、タッパーズ、カクテルパースなど、さまざまな名前のモールドがあります。 名前を並べてみるだけでも、どこか物語を感じる響きがあります。 ウォーウィネットはナンタケット島の地名。ビスコッティはイタリアのお菓子。ドッグマギーは作家の愛犬の名前でしょうか。 形の名前には、土地や暮らし、人の記憶が残されています。それもまた、ナンタケットバスケットの魅力のひとつです。 さらに興味深いのは、同じモールドでもインチが変わると印象が大きく変わることです。 アメリカではサイズの単位としてインチが使われてい

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3月15日


シーンで選ぶ、ナンタケットバスケットマップ
ナンタケットバスケットマップ 鞄にさまざまな用途があるように、ナンタケットバスケットにも、それぞれにふさわしい場面があります。オーダーのご相談をいただくとき、「どの形を選べばよいでしょうか」と迷われる方は少なくありません。形やサイズの違いはもちろんですが、その日の過ごし方によっても、選ぶバスケットは自然と変わります。 改まった席へ向かう日なのか。 気軽な散策やランチを楽しむ日なのか。 荷物を最小限にしたいのか、ある程度の容量が必要なのか。 フォーマルカジュアル、荷物少なめと荷物多め、という二つを軸に、マップをつくり、四つのにタイプてみました。 フォーマル × 荷物少なめ 結婚式や会食など、少し背筋を伸ばして向かう日。 スマートフォンと小さなお財布、ハンカチ程度で足りるのであれば、小ぶりな蓋つきタイプがよく似合います。大きすぎないサイズは装いを引き締め、控えめでありながら凛とした印象を添えてくれます。 フォーマル × 荷物多め ビジネスでも気持ち作りたい日。 改まった場でも、長財布やiPad、書類などを安心して持てる容量があると、気持ちにもゆとりが

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2月28日


バスケットと旅 千葉県香取市佐原
6インチのオーバルネスト 今日は旅の相棒に、6インチオーバルネストパースを選び、「北総の小江戸」として知られる千葉県香取市佐原を訪ねました。 江戸時代に利根川の水運の拠点として栄えた佐原は、当時の最新の文化や商業で「江戸優り(えどまさり)」と称されるほど繁栄した町だそうです。小野川沿いに続く町並みには、白壁の蔵や格子戸、瀟洒な洋館が今も残り、江戸や明治の面影が静かに日常の中へ溶け込んでいます。 佐原といえば、伊能忠敬の故郷でもあります。五十五歳から日本全国の測量に赴き、実測による日本地図を完成させた人物。人生の後半から始まったその壮大な旅は、歩き、見つめ、記し続けることの積み重ねであったことでしょう。その歩みに思いを重ねると、物事を始めるのに遅すぎることなどない、何歳からでも時間を深く重ねていけると教えられます。 江戸時代の旅に欠かせなかった道具に、振分荷物(ふりわけにもつ)があります。肩に担ぎ、前後に荷を分けて運ぶ合理的なかたち。真竹を薄く裂いて網代に編んだ行李(こうり)を、綿製の丈夫な真田紐でつなぎます。実用的でありながら、どこか凛とした佇ま

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2月11日


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