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ハレノヒ便り halenohi letters
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ナンタケットバスケットの材料 ~タグアナッツ(象牙椰子)について
キャンディバスケットは4インチサイズ、飾りのうさぎはタグアナッツ ナンタケットバスケットの飾りには、さまざまな素材が使われます。 象牙、牛骨、鯨骨、鹿角、タグアナッツや木材などの自然素材に加えて、アクリルのような化学素材もあります。自然素材の魅力は、一つひとつに異なる表情があること。時間とともに深まる艶や、光の加減で変わる陰影は、手に取るたびに新しい発見があります。一方で化学素材には、変化の少なさゆえの安心感や、扱いやすさという魅力があります。どちらが良いということではなく、用途や季節に合わせて選べる楽しみがあるのが、バスケットの奥深いところです。 今回ご紹介するのは、キャンディバスケットの飾りとして人気のある「タグアナッツ」。日本語では「象牙椰子(ぞうげやし)」と呼ばれています。 熱帯の森で育つ椰子の実の種で、外側は茶色い殻に覆われ、内側は象牙のような乳白色。磨くとしっとりと艶を帯び、手のひらに収まる小さな塊から、自然の恵みとその個性を感じます。 古代エクアドル周辺の原住民は、このタグアナッツを彫刻や装飾品として用いてきました。19世紀後半から

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11月4日


バスケットと旅 島根県出雲市斐川町
島根・出雲の山あいにある出西窯を、ナンタケットバスケットを手に訪れました。民藝運動の影響を受けた器づくりと、シェーカースタイルに影響を受けたバスケット作家アーサー・R・マーティンの精神。異なる土地で生まれた手仕事が、素材の力と実用性を信じ、暮らしに寄り添う“用の美”を静かに語り合っているようでした。窯のそばに佇む神棚に、ものづくりの尊さを見守る気配を感じた、豊かなひとときでした。

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8月3日


バスケットと旅 京都府伊根町
青い世界に溶け込むバントレイバスケット 今日は旅の相棒として、バントレイバスケットを選び、舟屋の残る静かな田舎町を訪ねました。 どこか船を思わせる細長いフォルムのバントレイバスケットは、今回訪れた舟屋のある町の風景によく馴染みます。白いリネンの内袋を合わせると、それはまるで...

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6月20日


バスケットを編む
よそゆきバスケットでは使用しない短い籐を組み合わせて編んでいるSDGsバスケット ハレノヒバスケットのセミオーダー商品は、「ナンタケットバスケット」が好きでたまらない作家たちによって作られています。 いずれの作家も、長い年月にわたりさまざまなバスケットを編んできた、経験豊富...

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6月20日


ナンタケットバスケットの材料 〜籐(ラタン)について #2〜
マラッカ王国の位置(※1) 世界に流通するラタンの多くは、インドネシアを中心とした東南アジアに自生しています。一方、ナンタケットバスケットはご存知のように北米・アメリカ東海岸に位置するナンタケット島で誕生しました。 日本やアメリカ北東部の気候では育たないラタンが、なぜナンタ...

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6月19日


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