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ハレノヒ便り halenohi letters
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ナンタケットバスケットの材料 ~タグアナッツ(象牙椰子)について
キャンディバスケットは4インチサイズ、飾りのうさぎはタグアナッツ ナンタケットバスケットの飾りには、さまざまな素材が使われます。 象牙、牛骨、鯨骨、鹿角、タグアナッツや木材などの自然素材に加えて、アクリルのような化学素材もあります。自然素材の魅力は、一つひとつに異なる表情があること。時間とともに深まる艶や、光の加減で変わる陰影は、手に取るたびに新しい発見があります。一方で化学素材には、変化の少なさゆえの安心感や、扱いやすさという魅力があります。どちらが良いということではなく、用途や季節に合わせて選べる楽しみがあるのが、バスケットの奥深いところです。 今回ご紹介するのは、キャンディバスケットの飾りとして人気のある「タグアナッツ」。日本語では「象牙椰子(ぞうげやし)」と呼ばれています。 熱帯の森で育つ椰子の実の種で、外側は茶色い殻に覆われ、内側は象牙のような乳白色。磨くとしっとりと艶を帯び、手のひらに収まる小さな塊から、自然の恵みとその個性を感じます。 古代エクアドル周辺の原住民は、このタグアナッツを彫刻や装飾品として用いてきました。19世紀後半から

halenohibasket
3 日前
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